外壁塗装に使う塗料の特徴を解説!シリコン塗料とは

公開日:2021/04/01


一般的な住宅では、新築や前回の塗り替えから10年前後で、外壁塗装や屋根塗装が必要になるといわれています。この時に使う塗料として、コストパフォーマンス性に優れたシリコン塗料を選ぶ人が、沖縄でも非常に多く見られます。人気があるとはいえ、シリコン塗料とはどのようなものなのか、事前にしっかりと把握しておくことが重要です。

シリコン塗料とはどのような特徴があるのか

沖縄の外壁塗装で人気のあるシリコン塗料ですが、一般的にはシリコン系やアクリルシリコン系の合成樹脂を主成分とした塗料のことを指します。シリコン塗料やアクリルシリコン塗料などの名前を聞いたことがある人も多いかもしれませんが、違いがわからないという人も多いことでしょう。

多くのメーカーでは、アクリルシリコン樹脂塗料のことをシリコン塗料と略したうえで、販売されていると覚えておきましょう。よく似た名前の塗料としてアクリル塗料と呼ばれるものもありますが、こちらは以前まではよく使われていましたが、寿命が短いため外壁や屋根などには使用されていません。

シリコン塗料は耐久性や価格、機能面などどれにおいてもバランスがよいとされていて、外壁塗装だけではなく屋根などにも数多く採用されているものです。日本には四季がありこの四季により天候や気候が変動しますが、これらの気候に対する抵抗力も強く、汚れにくいということも大きなメリットといえるでしょう。

機能面や費用の面での大きなメリット

沖縄の外壁塗装でシリコン塗料を選ぶメリットは、大きく分けると二つ挙げられます。その一つが汚れに強く耐久力が高いことです。シリコン塗料は湿気を通しやすいので、塗装の膜がはがれにくく、カビや藻などが生じにくいといったメリットがあります。

外壁の内側に発生する結露を防止する効果もあるため、この結露の対策としてシリコン塗料を選ぶ家庭も多いほどです。多くのシリコン塗料にはセラミック成分が配合されていて、このようなシリコンで塗装すると、外壁や屋根は汚れがつきにくく、断熱や遮熱性が高いなどのメリットが得られるのです。

もう一つのメリットとしては、雨や泥をはじくコーティングもできるので、新築のような美しさを維持できる点です。万が一汚れが付いたとしても簡単に掃除をしてきれいにできます。このような理由から建物の見栄えのよさだけではなく、耐久性も向上することがわかります。その結果、次に塗り替えるまでの期間を延ばすことができ、メンテナンス費用を抑えられることもメリットです。

デメリットがあることも覚えておく

このように沖縄での外壁塗装の際にシリコン塗料を選ぶことにはメリットがあることがわかりますが、反対にデメリットがあることも事実です。それは、ほかの塗料と比べた場合にひび割れがしやすいことです。シリコンは塗膜の部分が固くはがれにくいという特徴がありますが、そのほかの塗料と比べると弾性が低いという特徴があります。

地震などがあった場合に外壁がひび割れし、それとともにシリコンの塗膜も一緒に割れてしまうケースも多く見られます。また、シリコンは重ね塗りをすると塗料をはじく性質があるので、10年ほどが経ち再び塗り替えをしたいと考えた場合には、塗膜の密着性が悪くなる可能性も考えられます。

とはいえ相性のよい下地材を使うことにより、充分にきれいに塗装できるでしょう。このようなことから、シリコン塗料の特性についてしっかりと知識のある職人に施工をしてもらわなければ、場合によっては失敗してしまう可能性もあるため充分な注意が必要です。

 

沖縄の外壁塗装で数多く選ばれているシリコン塗料ですが、高品質で人気が高いため、悪徳業者に悪用される例も報告されています。外壁や屋根の塗装を行う際には、信頼できるメーカー品や業者などを選ぶことが何よりも重要です。

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