外壁塗装業者の中には、顧客から不当に高額な費用を騙しとる悪徳業者も存在します。悪徳業者に騙されないために大切なことは、具体的な手口や特徴を知っておくことです。今回は外壁塗装における悪徳業者について、その実態や手口に加え、優良な業者を選ぶ際に気を付けたいポイントについても解説します！

外壁塗装における悪徳業者の実態

外壁塗装における悪徳業者の被害は、全国各地で多数報告されています。「悪徳業者なんてほんの一部でしょ？」「自分は引っかからない」と考えている人も多いですが、最近では悪徳業者側もさまざまな手口を使って巧妙に顧客を騙しているため、手口や特徴を知らなければ、騙されてしまう可能性は誰にでもあるといえるでしょう。

大切なのは、悪徳業者がすぐそこに潜んでいるかもしれないという危機感を持って業者選びをすることです。担当者の真面目な雰囲気や人当たりのよさをすべて信頼してしまうのではなく、細かい点までチェックして慎重に依頼先を検討してください。

外壁塗装の悪徳業者の特徴

外壁塗装における悪徳業務には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、悪徳業者の特徴を4つご紹介します。

飛び込み営業をしている

「飛び込み営業＝悪徳業者」というわけではありませんが、悪徳業者のほとんどは飛び込み営業によって塗装の提案を行います。飛び込み営業の際の決まり文句は「まずは無料点検を受けてみてほしい」「近所で施工をしていたらこの家の外壁に劣化部分を見つけた」のような台詞です。

突然の訪問で深く考えることなく契約してしまい、無料点検だけなら…と受け入れそうになってしまう人も多いですが、まずは一度持ち帰ってじっくりと検討してみてください。また、まくし立てるように早口で話し、仮契約書にサインをさせようとする場合には、悪徳業者である可能性が高いと考えてよいでしょう。

不自然なキャンペーンや大幅値下げを行っている

悪徳業者のよくある手口として、モニターの勧誘やチラシ限定セール、大幅値下げなども多いです。とくに注意したいのは、キャンペーンや値下げの適用条件として即日契約や2～3日以内での契約のように、とにかく契約を急がせようとするパターンです。

社内開発のオリジナル塗料を使用している

塗料は短期間で開発できるほど単純なものではなく、また、地元の小さな業者で開発にかかる費用を用意するのは簡単ではありません。社内開発のオリジナル塗料の多くは、既存のメーカー塗料に何らかの成分を混ぜただけのものであり、悪徳業者はオリジナル塗料を高額で販売しているのです。

外壁塗装の業者を選ぶときのポイント

悪徳業者との契約を避けて優良な業者を選ぶには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、外壁塗装の業者を選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

丁寧・正確に外壁チェックをしてくれるか

外壁塗装工事の前には、外壁の状態チェックを行うのが一般的です。チェックに訪れるスタッフが信頼できるかどうかを判断するための材料として、資格の有無を確認してみましょう。外壁診断や建築に関する専門資格を持つスタッフであれば、安心して診断・施工を任せられます。

見積価格は適正であるか

外壁塗装は短期間で何度も行うものではないため、相場が分からないという人も多いでしょう。インターネットで大まかな相場を確認し、ほかの業者で相見積もりを取るなどして、適正価格での見積もりであるかどうかを判断してください。また、見積もり内に不明瞭な項目がないかどうかも重視したいポイントです。何に関する料金であるかが分からない場合には、必ず質問をするよう心がけましょう。

保証やサポートが整えられているか

一般的に、外壁塗装には法的な保証がありません。つまり、保証やサポートがある場合、その内容は業者独自の取り決めとなります。保証の内容や期間、保証書の有無などをしっかりと確認しておけば、万が一のトラブルに備えた安心材料となります。

まとめ

今回は、外壁塗装の悪徳業者の特徴や手口、悪徳業者を避けるためのポイントについて解説しました。悪徳業者は飛び込み営業で契約を迫ることが多く、とにかく早く契約を交わそうとするのが特徴です。また、大幅な値下げや高額なオリジナル塗料の使用も悪徳業者のやり口として有名であるため、騙されることがないよう常にアンテナを張っておきましょう。外壁塗装業者を探している人は、今回の記事を参考にして、優良な業者を見分けて契約を結んでくださいね！