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ラジカル塗料とは?優れた性能を誇る新しい塗料について知ろう!

公開日:2021/10/15  最終更新日:2021/08/06


外壁リフォームでは、さまざまな種類の塗料があり、どれを選ぶべきか迷ってしまいます。高い機能性を持つワンランク上の塗料を探している人は、ラジカル塗料がおすすめです。この記事では、ラジカル塗料の特徴やメリット・デメリット、使用する時の注意点など、ラジカル塗料を選ぶ際に知っておきたい情報をまとめました。

ラジカル塗料とは?

ウレタンやシリコン、フッ素など、従来の樹脂系塗料は紫外線に弱く、顔料に含まれる「酸化チタン」が太陽光に当たると、塗料全体が劣化してしまいます。酸化チタンは、ベージュやホワイトなど淡い色を調色する時に用いられる白色顔料で、塗料を作る際に欠かせないものです。下地の色を隠す効果もあることから、ほとんどの樹脂系塗料に酸化チタンが使われています。

一方、ラジカル塗料は酸化チタンの代わりに「ラジカル制御型の酸化チタン」「光安定剤(HALS)」という紫外線に強い成分を用いています。そのため、従来の樹脂系塗料に比べて耐候性が高く、塗膜の劣化を遅らせることができるのです。比較的安価で施工でき、耐用年数が長いことから、コストパフォーマンスの高い塗料として近年注目を集めています。

ラジカル塗料を使うメリット・デメリット

ラジカル塗料のメリットは、耐久性やメンテナンス性に優れていることです。現在主流のシリコン塗料の耐用年数は7〜10年ほどですが、ラジカル塗料は10〜13年ほど。紫外線や雨水によって起こる「チョーキング現象」、水漏れやひび割れなどを防ぎ、長い間建物の美観を保ってくれます。また、ラジカル塗料は耐候性だけでなく、防汚性や防カビ性にも優れています。日当たりが悪い壁や、汚れが目立ちやすい淡い色の壁でも、メンテナンスの手間がかかりません。

ラジカル塗料のデメリットは、カラーバリエーションが少ないことです。ラジカル制御型の酸化チタンは白色顔料のため、黒や濃紺などの濃い色は調色が難しいのです。ラジカル塗料はホワイトやクリーム系などの淡彩色が多く、ほかの塗料に比べて選べる商品が限られているでしょう。

ラジカル塗料を用いる際に注意するべき点

ラジカル塗料は、シリコンやフッ素などの樹脂系塗料に、ラジカル制御型の酸化チタンを混ぜん込んだものです。そのため、その樹脂をベースとしているかによっても、耐用年数が異なるので注意しましょう。耐用年数は、従来の樹脂系塗料と同様に、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機の順に期間が長くなります。

より性能の高い塗料を使用したい人は、シリコン以上のグレードを選ぶなど、樹脂の種類にも注目してラジカル塗料を選んでみてください。また、ラジカル塗料は2012年に誕生した新しい種類の塗料です。実績はまだまだ少ないため、正しい費用対効果が実証されていないのも現状です。場合によっては記載されている寿命より、耐用年数が短いおそれもあるでしょう。

施工業者を選ぶ際は、保証の期間や内容なども考慮し、アフターケアが充実している会社に依頼するのがおすすめです。近年、ラジカル塗料を使用する人が徐々に増えているものの、すべての業者がラジカル塗料を扱っているわけではありません。使用を検討している人は、その業者がラジカル塗料に対応しているかを、あらかじめ調べておくとよいでしょう。ラジカル塗料の施工実績が豊富な業者なら、安心して作業を任せられます。

 

従来の樹脂系塗料に比べて、優れた耐候性を誇るラジカル塗料。値段も比較的安価なことから、コストパフォーマンスの高い塗料として近年人気を集めています。耐用年数が長い、防汚性や防カビ性があるなど、さまざまなメリットがあるラジカル塗料ですが、誕生したばかりの新しい塗料ということもあり、業者選びは慎重に行うのが吉。そもそもラジカル塗料を扱っているのか、アフターケアは充実しているかなども考慮して、実績豊富な業者に依頼すると安心です。

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