家のメンテナンスとして定期的に行わなければならないのが外壁塗装です。その塗装時に考えなければならないのが、近所への挨拶の仕方やマナーです。においや工事の音など近所に一定の迷惑をかけることも考えられるため、後々ご近所トラブルに発展しないように対処しなければなりません。今回は、そんな近所への挨拶の仕方やマナーを解説します。

外壁塗装するなら挨拶を済ませておこう

外壁塗装工事が始まる前に、必ず近隣への挨拶は済ませておきましょう。そもそも塗装工事では、騒音や塗料のにおいが発生します。そのほかにも、飛散など近隣に迷惑がかかることも少なくありません。工事の開始時間も午前8時30分や8時など早いことも少なくありません。

挨拶がなければ近隣トラブルにつながる可能性も高いのです。ご近所さんとは、今後も長く付き合っていくことになります。良好な関係を続けるためにも、事前に工事日を連絡し迷惑をかけることを伝えておきましょう。たったそれだけでも、同じ騒音や塗料のにおいでも印象が大きく異なるものなのです。

いつまでにどんなことを伝えるべきか

外壁塗装の挨拶を済ませるにも、いつまでに伝えたらよいのでしょうか。どんなことを伝えればよいのでしょうか。基本的なことが分からないと、対応に問題が生じることも考えられます。トラブルに発展し、引っ越しせざるをえないような状況に陥るかもしれません。有ることないこと、変な噂を立てられることだって考えられるのです。

工事の1週間前には連絡すること

外壁塗装の連絡は、なるべく工事の1週間前には済ませておきましょう。工事が始まる直前に告知されてしまうと、不愉快に感じる方も少なくありません。また直前の挨拶だと相手が在宅していないこともあり、工事が始まってからやっと挨拶できる、といった状況になりかねません。

つまり説明がないまま外壁塗装工事が開始されることも考えられるのです。「挨拶もなしにこんな大きな音を立てて何を考えているんだ」と怒鳴り込んで来られるかもしれません。塗料のにおいの影響で、洗濯物が外に干せない、との状況も考えられるので早めの挨拶が必要不可欠です。

工事前に伝えるべきこと

伝えるべきことはいくつかあり、まずは工事の期間な重要です。いつからいつまで行われる予定なのか、さらに工事の時間帯も伝えましょう。そのうえ、土曜日・日曜日・祝日の工事についても伝えておくとなおよしです。

また施工業者名とその連絡先も伝え、あなたの連絡先および住所も伝えておきます。そのうえで工事の大まかな内容も話しておきましょう。外壁だけの塗装なのか、それとも屋根の塗装も含むのか、などの簡単な説明で問題ありません。そして最後に「工事でご迷惑をおかけします」と述べましょう。

詳しく伝えるのもOK

たとえば高圧洗浄を行う日は水が飛び散ることも考えられるため、ご近所さんが洗濯物を外に干していると濡れてしまう可能性がゼロではありません。さらに、エンジン付きの高圧洗浄機を使用すると大きな音が長時間なることもあり、不快に思われることもあるでしょう。

したがって、距離が近い両隣や真裏の家には高圧洗浄日を伝えておくのもOKです。また塗装日には、塗料が飛散することも考えられます。お隣の家の車に飛散してしまうと大変なので、作業中にカーシートをかけても大丈夫か確認をとっておくのもおすすめです。OKをもらえたら、作業時に塗装業者にカーシートをかけてもらいましょう。

近隣挨拶サンプルもある

インターネットを検索すると、近隣挨拶の例文が見つかります。それらのサンプリを利用して、周囲に配布するのもおすすめです。

塗装業者が行ってくれる場合もある

面倒にも感じる近隣への挨拶ですが、最近では塗装業者側が挨拶を行ってくれる例も少なくありません。サービスの一環として行ってくれるものであり、特別料金等は発生しないので安心してください。ただ業者にすべてお任せするのは不安という方もいるでしょう。

また業者によっては対応が悪いところもあり「挨拶する」といっておいてしていないケースも少なくありません。心配な方は、工事が始まる前に挨拶したのか確かめておくのもおすすめです。

まとめ

外壁塗装前に把握しておきたい、近所への挨拶の仕方やマナーを紹介しました。外壁塗装前には必ず挨拶が必須であり、なるべく工事の1週間前には挨拶を済ませましょう。また工期や時間帯、業者名や連絡先等も伝えておくのがおすすめです。ちなみに挨拶は塗装業者が行ってくれる場合もあり、お任せすることも可能です。自分でする場合は、挨拶状のサンプル等の活用も検討しましょう。