外壁塗装に使う塗料の特徴を解説!光触媒塗料とは

公開日:2021/02/01

日本の最南端に位置する沖縄は、平均気温や湿度が高く、台風に直撃されることも多い地域です。そのため、近年の住宅のほとんどが頑丈な鉄筋コンクリートでできていますが、外壁は傷みやすく定期的に外壁塗装を行う必要があります。沖縄の外壁塗装では、沖縄の気候にあった塗料もおすすめです。その1つが光触媒塗料と呼ばれるものです。

光触媒塗料の特徴とおすすめの理由

光触媒塗料とは、光にあたることで汚れを分解して浮かせることができる特殊な塗料のことを指します。雨が降れば、浮いた汚れを洗い流すことができるのです。つまり、何もしなくてもいつも外壁をキレイな状態に保つことができるといわれています。

沖縄のように雨風が強い地域は、外壁が汚れやすくなるでしょう。それに加えて沖縄は日照時間が長く、雨も多く降る地域であるため、この光触媒塗料のメリットを活かしやすいのです。これが沖縄の外壁塗装で光触媒塗料がおすすめの理由となります。

また、光触媒塗料には耐用年数が長いという特徴もあるのです。一般的に光触媒塗料の耐用年数は20年といわれており、これは他の外壁塗料と比べても長くもつといえるでしょう。外壁塗料が傷みやすい沖縄では、少しでも耐用年数が長い方が経済的です。

光触媒塗料の価格は他の塗料に比べて高額です。しかし他の塗料では、頻繁に外壁塗装を行うとその分工賃や足場代が発生するので、逆に不経済だと感じる人もいるでしょう。

光触媒塗料のメリットとデメリット

光触媒塗料は自然の力を活かした次世代塗料と呼ばれており、汚れをキレイに落とすだけでなく、周囲の空気も浄化できる環境に優しい塗料でもあるようです。メリットとしては汚れがつきにくく、汚れがついても自然にキレイにできることが挙げられるでしょう。

その他にも、カビや藻などが発生しにくいことや遮熱効果もあります。高温多湿な沖縄ではカビが発生しやすく、家の中も熱がこもりやすいので、これは大きなメリットといえるでしょう。また、耐用年数が長いので、一度施工すればしばらく塗り替えをしなくてもいいことや、臭いを分解する力があることも特徴です。

これに対し、デメリットとして挙げられるのが、施工価格が他の塗料に比べて高いことや、光があたらない部分には効果がないことです。加えて、職人の技術によっては、仕上がりに差が出てしまう場合もあるため要注意です。これらのデメリットのこともよく考えて塗料選びを行う必要があるでしょう。

外壁塗料を行うベストなタイミングとは

外壁塗装のタイミングは、どのような塗料が使われているかによって異なります。アクリル塗料やウレタン塗料などであれば、7~8年程度で劣化が始まってしまうようです。シリコン塗料やフッ素塗料の寿命は10~15年程度です。しかし、自然環境にも大きく左右されるため、一概に外壁塗装のベストなタイミングをいうことはできません。

ただし、外壁塗装にクラックが入ったり、浮き上がってきたり、白く粉がふいてきたら、塗り替え時期が近づいてきていると考えてよいでしょう。クラックは地震や物がぶつかっても入ることがあるため、必ずしも寿命のサインとなるわけではありません。しかし、クラックから雨水が侵入すると建物にダメージを与えるので、応急処置が必要です。

明らかに経年劣化からクラックや浮きが発生しているような場合は、そこだけでなく他の箇所からも次々に問題が発生してしまう可能性があるので、応急処置ではなく外壁の塗り替えが必要になってくるでしょう。

 

沖縄の高温多湿な地域で外壁塗装を行う場合は、光にあたることで汚れを落とし、遮熱効果もある光触媒塗料がおすすめです。自然に汚れを落としてくれるのでいつも美しい外観を保つことができます。価格は高いですが耐用年数が長いので、長い目で見れば経済的といえるでしょう。

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