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ALC外壁とは?メリット・デメリットやメンテナンスについて解説

公開日:2022/02/01  最終更新日:2022/03/01


ALCは、1920年代に開発された100年もの歴史を持つ建材です。これほどの長期間ALCが使われているのは、独特の構造によって優れた性質が与えられているからでしょう。しかしそんな性質も、適切なメンテナンスなしでは保つことはできません。ここではALC外壁の特徴やメンテナンスの方法についてみていきます。

ALC外壁とは

ALCとは高い強度と軽さを兼ね備えた建材です。一般の住宅の外壁材に用いられるほか内壁材、高層ビルの内・外壁や新幹線などの遮音壁にも使われています。国内で最も著名なメーカーは旭化成で、「ヘーベル」というブランド名で販売しています。大手住宅メーカー・ヘーベルハウス以外にも、多くのメーカーや工務店が内・外壁に採用しているのです。

ALCの構造

主原料はコンクリートですが、気泡を多く含んでいるところが通常とは異なる点です。原料のアルミニウム粉が化学反応を起こして膨張し、内部にたくさんの空気を含ませるのです。また自然乾燥ではなく、高温・高気圧の釜の中で養生することで、高い強度と耐久性を備えています。

ALC外壁のメリット・デメリット

メリットが数多くあるALCは、優れた外壁材です。にもかかわらず、普及が今ひとつ進んでいないのは、目立つデメリットがあるからです。

ALCのメリット

最大のメリットは、災害に強いということです。気泡が多く含まれるALCは、水に浮いてしまうほど軽量なので、建物の骨組み(躯体)にかかる負担が少なく、地震に強いとされています。また耐火性にも優れており、加熱しても煙やガスは発生しません。

また耐久性の高さもALCのメリットです。低温や乾燥に強いので、メンテナンスを適度に行うことで50年という長寿命を実現しています。そして断熱性にも優れていますから、建物の環境性能も高まります。ALC内の気泡が屋外の気温を、屋内まで伝わりづらくしているのです。

ALCのデメリット

最大のデメリットは、コストが高いことでしょう。サイディングなど他の外壁材と比べて、数倍の費用がかかります。また水に弱いというのもデメリットです。気泡が多く作られており、内部に水を多く含んでしまうのです。

ALCの内部には補強のための鉄骨が入っていますが、浸透した水でサビが起きると、せっかくのALCの頑丈さも台なしでしょう。また浸透した水は冬場に凍結し膨張を起こします。これらはひびや割れの原因になってしまうのです。

ALC外壁のメンテナンス

メリット・デメリットの項目にもあるとおり、ALCを用いた家に長く住み続けるには、メンテナンスが大切です。ALCの表面とパネルのつなぎ目を水から守ってやりましょう。コストダウンには足場を組む費用が一度ですむ、表面とつなぎ目の同時施工がおすすめです。

外壁表面のメンテナンス

ALCの表面を水の侵入から守っているのは塗装です。用いる塗料にもよりますが耐久性は10〜15年で、それ以上はチョーキングが起こる可能性があります。表面を手で触ると細かな粉がつく「チョーキング」は塗膜が劣化し、塗料による耐水性が下がっているサインです。再塗装でALCを水から守ってあげましょう。

ボードつなぎ目のメンテナンス

ALCボードのつなぎ目をふさいでいるのは、シリコンなどゴム状のコーキングです。指で押してみて弾力性が落ちているようなら劣化のサイン、打ち直しなどのメンテナンスが必要です。そのままにしておくとつなぎ目から水分が侵入し、ALCボードの劣化を早めることでしょう。

 

適切なメンテナンスで、50年の長寿命を実現できる外壁材がALC。必要なメンテナンスは、再塗装とコーキングの打ち直しです。長持ちは外壁塗装にかかっていますから、業者選びが大切になります。仕事が丁寧で価格が良心的、このHPを参考に優秀な外壁塗装業者との出会いを果たしてください。

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