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古くから伝わる漆喰外壁!その特徴やメリット・デメリットをご紹介!

公開日:2021/12/15  最終更新日:2022/02/25


日本では昔からお城や神社でよく見られる、漆喰外壁。「日本の美しい城」として有名な姫路城の壁にも漆喰が使われています。天然材料を使っているということで、自然な素材を好む人に人気があります。この記事では漆喰外壁の特徴やメリット、デメリットについて紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

漆喰外壁の特徴

漆喰とは水酸化カルシウム(消石灰)が主成分で、のりやスサとよばれる繊維くずを混ぜ合わせた壁材のことです。水酸化カルシウムには二酸化酸素を吸収することで硬くなっていくという性質があり、そのため耐久性が高く100年以上も長持ちする壁材として昔から重宝されています。漆喰外壁には地域独自のさまざまな種類が存在します。

本漆喰

日本で昔からよく使われているもので、真っ白なのが特徴です。職人さんが丁寧に材料を混ぜ合わせ、練り込んで作られます。

土佐漆喰

名前のとおり、高知県で生産されている漆喰です。のりを使わない漆喰で、もともとはクリーム色をしていて紫外線が当たると白く変色し、最終的には柔らかい白色になります。

琉球漆喰

沖縄県の伝統的な漆喰で、ムチ漆喰ともよばれます。土佐漆喰と同じでのりを使わず、沖縄の強い台風や暑さにも強いのが特徴です。主に赤瓦屋根の瓦止めとして使用されています。

西洋漆喰

気候や目的が違うので、日本のものとは成分は異なります。歴史は古く、メソポタミア文明の遺跡やピラミッドなどでも古くから使われていました。ヨーロッパでは昔も今も内装や外装に漆喰がよく使われています。

漆喰外壁のメリット

昔から多くの建築物に使われている漆喰外壁のメリットについて紹介します。

デザイン性

漆喰外壁は塗り方や表面の仕上げ方によって雰囲気を変えることができるので、デザイン性が高いのが特徴です。職人の腕次第でオリジナル外壁を作ることができます。

耐久性

漆喰は二酸化炭素を吸収することで硬くなるので、年数が進むほど耐久性が高まります。100年以上の耐久性といわれていますが、定期的なメンテナンスは不可欠です。

調湿作用

漆喰には小さな穴がたくさん開いていて、湿度をコントロールできます。余分な水分を吸い取り、乾燥すると水分を放出してくれます。

防火性

漆喰は固まると石炭岩になるため、燃えにくい壁材です。昔の人は、漆喰を外装に使うことで木造建築を火災から守っていた、といわれています。

抗菌性

強アルカリ性の漆喰は殺菌作用が高く、菌の繁殖を防ぎ、防カビ対策にもなります。さらに、インフルエンザウイルスを99%不活性化させることも実証されているようです。

漆喰外壁のデメリット

漆喰外装にはたくさんのメリットがありますが、漆喰特有のデメリットもあるので、紹介します。

施行期間が長い

漆喰外壁は手作業で塗り重ねて乾燥させるため、完成するまでに長い時間がかかります。

費用が高い

漆喰外壁は熟練した技術が必要なのに加えて施行期間も長いので、人件費が高くなるようです。また、材料費は施工業者によって大きく異なりますが、他の壁材よりも高くなることが多いでしょう。

独特なにおい

石炭岩と海藻から作っているため、独特の匂いを嫌う人もいます。乾燥すると無臭になりますが、施行後しばらくはにおいが気になるかもしれません。

職人探し

近年、漆喰に対応できる職人が減っているので、メンテナンスなどで職人探しに苦労します。穴を空けてしまったり大きな傷がついてしまったりしたとき、すぐに職人が見つからず希望の時期に施行できない可能性があります。

 

この記事では、漆喰外壁の特徴、メリットやデメリットについて紹介しました。後から後悔しないためにもメリットだけでなく、施行期間が長く独特のにおいがするなどのデメリットも把握したうえで検討するようにしてください。施工業者を選ぶときは、施行件数や実績を確認して経験豊富な業者に依頼するようにしましょう。

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