最近人気の金属サイディングとは?どんな外壁材なのかご紹介!

公開日:2023/01/01


外壁に使用される素材として人気を集めている金属サイディングは、性能の高さとコストパフォーマンスのよさが特徴です。メンテナンス性にも優れており、ほかの外壁材と比較するとメンテナンスの頻度を抑えられるのもうれしいポイントとなります。今回は金属サイディングについて、その特徴やメリット・デメリットなどを詳しく解説します!

金属サイディングとは

金属サイディングとは、ガルバリウム鋼板を使用した外壁材です。ガルバリウム鋼板は1972年に作られたメッキ鋼板であり、アルミニウムとシリコン、亜鉛を組み合わせたものです。金属サイディングはメーカーでの加工によって仕上げるケースがほとんどであるため、断熱素材が一体となっているものや遮熱フッ素が塗られているものなど、金属サイディング自体に付加価値がついている製品が多いのも特徴となっています。

金属サイディングのメリット・デメリット

金属サイディングを外壁に使うメリット・デメリットについて、それぞれ2つずつご紹介します。

メリット1
断熱性や耐震性などに優れている

通常、金属は熱伝導率が高いため、周囲の温度に影響を受けやすい素材の1つです。しかし、金属サイディングは断熱性能に優れており、季節にかかわらず、住宅の中を快適な温度に保ってくれます。また、金属サイディングは基礎部分や柱に余分な負担をかけないため、耐震性も高いです。そのほかにも、防水性や防音性に優れており、住宅を作る素材として非常に優秀であることが分かります。

メリット2
コストパフォーマンスがよい

金属サイディングはほかの素材と比較すると軽量であり、モルタル外壁の10分の1、窯業系サイディングの4分の1ほどの重量です。軽くて作業しやすいことから工期の短縮にもつながるため、結果としてコストパフォーマンスがよい素材でしょう。

デメリット1
傷や錆などがつきやすい

金属サイディングのデメリットとして、傷や錆がつきやすい点が挙げられます。強風による飛び石によって傷がついてしまうケースもあるほどで、傷による見た目の悪さが気になる人もいるでしょう。また、金属は錆びやすい素材であるため、錆防止のコーティングを行ったとしても、コーティングが剥がれたところから錆が発生してしまいます。

デメリット2
量産型のため選択肢が狭い

金属サイディングは基本的に量産型の素材であり、選択肢もあまり広くないです。シンプルなものが多いため、デザインにこだわりたい!という人には向いていない可能性もあります。

金属サイディングのメンテナンス性

金属サイディングはメンテナンス性にも優れており、ほかの素材と比較すると、メンテナンスの頻度を抑えられるのが特徴です。ここでは、金属サイディングに必要なメンテナンスについて詳しく解説します。

錆防止のコーティングが紫外線による劣化などで剥がれてしまうと、剥き出しになった金属部分に雨水が触れることで錆が発生してしまいます。どこか一部分に錆が発生すると、そこから広範囲に広がってしまうケースも少なくありません。錆を見つけたら、できるだけ早くメンテナンスをしましょう。

チョーキング

チョーキングとは、外壁表面にチョークのような白い粉が発生した状態を指します。指で触ると白い粉がつくことから素人でも判断しやすいため、メンテナンスが必要なサインとして覚えておきましょう。

表面の剥がれ

外壁の経年劣化が進むと、表面の塗膜が剥がれてきてしまいます。目安として、金属サイディングを使用した場合の塗り直し時期は10~15年後となりますが、剥がれが見られた場合には塗装工事を検討するのがおすすめです。

まとめ

今回は、外壁材の1つである金属サイディングについて、特徴やメリット・デメリットを解説しました。金属サイディングは断熱性や耐震性に優れている一方で、傷や錆がつきやすいといったデメリットもあります。基本的にはほかの外壁材よりもメンテナンスが楽になるため、面倒なメンテナンスの回数を減らしたいという人にもおすすめです。外壁材選びに悩んでいる人は、今回の記事を参考にしてみてくださいね!

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