沖縄の住宅では、気候風土の影響から外壁の劣化が激しく、補修となる塗装工事がおこなわれます。
しかし、壁全面に施すならば費用の問題もあるようで、予算の都合で部分塗りができるのか、という問題に応えてくれる塗装業者はいるのでしょうか。
依頼者の希望を汲む塗装業者もいる
台風の影響を避けられない沖縄では、今もなお鉄筋コンクリート住宅が一般的に建っています。外壁の劣化により、なんとか対策しなければならない意思はあるものの、外壁塗装は財布の紐を緩めることのできない費用がかかることも知られています。それでもクラックというひび割れ、変色や汚れも気になるでしょう。
沖縄は、高温多湿で台風も頻繁に発生しており、持ち家であれば外装劣化による住宅被害を考慮しなければなりません。そのため、6年から10年ごとに塗り替えを推奨する業者も多いようです。単純に色を塗るだけでなく、耐候性を重視しなければなりませんから、塗料も安ければいいと適当に選ぶことは避けましょう。
今では、付加価値を持つ塗料もたくさんあります。汚れが付着しても雨で流れやすくなっているものから、防水や断熱まで価格も含めてさまざまです。
ここで気になるのは、予算の都合で外壁1面だけに塗装を施してもらいたい!そうした要望に応えられるのかという点です。もちろん、依頼者の希望や要望を最優先するのが塗装業者の方針です。
ただし多くの場合、部分塗りのデメリットを納得できるまで説明するか、お断りをするところが目立つようです。それは安心や安全を掲げているからで、決して部分塗りに応えたくない訳ではありません。
経験や実績の裏付けから、外壁1面だけでは劣化をくい止めることが難しいからです。しかし、小さな施工からトータルに対応してくれる塗装業者も存在していますから、まずは相談してみましょう。
外壁の劣化をしっかり診断してもらおう
予算の都合でいうならば、塗装業者も同じです。利益を出そうとして塗料を薄めたり、塗る回数を減らすなどの手抜きをされる可能性はないでしょうか。予算の都合であっても塗装業者選びに妥協は禁物です。
沖縄には、創業60年の老舗塗装業者も存在していますし、総合リフォーム会社もあります。そこでは診断から見積もり、施工やメンテナンスまで一貫して対応してくれます。
万が一、外壁塗装の施工後に問題が発生しても、すぐに対応できる体制が整っているならば、部分塗りでも安心できる可能性も高いのではないでしょうか。ちなみに、測量によって塗装工事費用が決定されるようですから、予算の都合であれば、しっかり測量をすることで外壁の状態を把握できるでしょう。
塗装がもっとも必要な箇所を調査し、施工してくれるでしょう。外壁1面だけならば、それこそ汚れが目立たないようにするのも大事、色選びにもこだわりましょう。後悔のないよう、施工経験の多いところやプロの意見を求めることも必要です。
予算がなければローンも検討しよう
どうして予算がないのに外壁塗装をおこないたいのか、そこも重要視されます。亀裂があるのならばコンクリート素材の耐用年数が劣化、それにより壁がもろくなっているからです。では塗装を推奨する理由をご存知でしょうか。
それは防水性のキープです。ですから、外壁1面だけにこだわるなら、できる限り耐用年数が長い塗料を使用しましょう。そうすることで、他の面の外壁塗装が必要になる時期に被る心配も少なくなります。
また、塗装業者によってローンを組むことも可能にしたり、助成金などのアドバイスもおこなってくれたり、可能な限り全面塗装ができる配慮もしてくれます。
予算の都合で、安い塗料を使うことがあっても、外壁1面だけ塗装してもらうことができるものでしょうか。実際、小さな施工から請け負ってくれる塗装業者もいます。もちろん、要望に応えるところもあります。
しかし、肝心なのは予算以上に価値のある塗装業者を選ぶことです。アフターフォローもついていたり、部分塗りのデメリットを正直に説明してくれたり、依頼者目線でありながらも、しっかりこだわる塗装業者を選ぶことで、こうした要望も適います。