外壁塗装をする場合には、可能な限りお金をかけずにおこないたいと考える人も多いはずです。実は、火災保険を適用して塗装をすることができるとされています。しかし、すべての外壁の塗装が火災保険を適用できるわけではありません。そこで、どのような場合に保険を適用して塗装をすることができるかを見ていきます。
基本的には保険の範囲内でしか適用できない
火災保険を使って外壁塗装をすることができるか問題になりますが、結論から言えばできるものとできないものがあります。保険を使って外壁塗装ができる場合でも、保険が適用できる範囲内でしかできません。当たり前のようですが、まずこの点を明確にしておく必要があります。
保険の契約内容によっても変わってきますが、特にオプションをつけなければ火災の場合だけでなく風が吹いて屋根の1部が壊れた場合や外壁が劣化した場合なども保険が適用されることになります。
火災の保険が適用されると言うのはイメージがつかないかもしれませんが、例えば隣の家の住宅が燃えてしまい、自分の家の住宅の外壁が1部だけ黒くなってしまった場合です。このような場合は保険を適用して塗装することが可能になります。ただ全面塗装することはできません。あくまで、延焼によって黒くなった部分だけです。
一方で、総合的な保険の場合にはもう少し広い範囲で適用されることになります。具体的には、水害によって外壁がやられてしまった場合は、その部分も適用されることになるでしょう。
特に近年は、夏から秋にかけて水害が発生する可能性が高くなっています。このような状況の中で水害の被害にあった部分は保険が適用されますので格段に安くなることが理解できるはずです。
通常の劣化には適用されないのが基本となる
外壁は、新築のときはほぼピカピカの状態ですが、10年も経過するとかなり汚れてきます。20年を経過する頃には、そろそろ外壁塗装しなければならないと考える人も多いはずです。ひび割れ等が発生すれば、その隙間から雨水が入ってしまい壁の内側にカビが入る恐れもあるわけです。
壁の内側にカビが生えてしまうと、直ちに建物の耐久性に影響を及ぼすわけではありませんが、室内にその空気が入ったとき不潔な空間になってしまう恐れがあります。このような場合、保険が適用されるか問題になりますが、経年劣化に関してはほぼ適用されないと考えてよいでしょう。
ただし、経年劣化により外壁塗装をしようとしたところ、たまたま台風が来て壁が壊れてしまった場合や塗装が劣化してしまった場合などは外壁塗装を火災保険でおこなうことが可能になります。
業者選びなども大事になってくる
外壁塗装で火災保険が適用される場面でも、それを認定する人がいますので、書類作成等が必要になります。書類作成をした結果、鑑定人が来て火災保険の適用される場面だと判断した場合に初めて保険がおりるわけです。そこで、何が重要になるかと言えば、外壁が壊れているあるいは劣化していると言う事実も重要ですが、それ以上に書類の書き方が大事になってきます。
いわゆる、保険が適用されやすい書類の書き方が存在します。これは、すべての人が知っているわけではありません。業者の中でも、保険適用を得意としているところに任せることが重要です。
外壁塗装をする場合、火災保険が適用されるか問題になりますが、保険の範囲内でのものが適用される可能性が高いです。例えば、水害で外壁が壊れた場合や火災が原因で壁が黒くなってしまった場合などです。このような場合は、必要な書類を提出し、鑑定人が鑑定をした結果問題なければ適用されると考えるべきです。
ただこの場合の書類の書き方を重要になるため、書類の書き方に詳しい業者を選んでその業者に書いてもらうのが1番安心できるでしょう。