沖縄の気候に合った外壁塗装とは

公開日:2021/05/01


沖縄は島国であり、1年を通して気温が高く日差しが強い気候が特徴です。家の外壁は常に紫外線にさらされるため、塗装を施すときには劣化を防いで長持ちさせるための工夫が必要になります。これから沖縄での外壁塗装をする際のポイントについて紹介します。気候に応じた塗装をすることで、トラブルを減らして家を守ることができることでしょう。

気候を見て塗装をしやすいシーズンに工事をしよう

沖縄は気候の変化が激しいことが特徴的であるため、外壁塗装をするにあたっては時期を選ぶことも重要です。どのシーズンに工事するかによって、工事の進み具合が変わるだけでなく塗装の持ちも違ってきます。四季の中で比較的気候が安定しているのは、秋から初冬にかけてです。

春もよいですが、梅雨時期に入るとスコールが増えてしまいます。ゲリラ豪雨や台風シーズンの工事は何より避けたいものです。雨季の塗装工事は予定が入っていても状況によって工事を中止しなければなりません。せっかく塗っても乾きにくいため、晴れた日に再度塗り直しをしなければならないこともあります。塗り直しになると工事費用も時間も余計にかかることになるのです。

また、技術的な面においても、塗り直しせずに1度できれいに塗ったほうがよいといえるでしょう。塗料が乾きやすく、大工が作業しやすいシーズンに工事を始めることが沖縄での外壁塗装のポイントのひとつです。ただし、工事しやすい時期は工事の予定も詰まっているため、早めに予約することをおすすめします。

遮熱効果のある塗料を選んで外壁劣化を防ぐ

沖縄諸島は亜熱帯地帯に属します。そのため、5月から10月にかけては最高気温が30℃を超える日が多く、そうした日の激しい直射日光は塗装表面にヒビやクラッシュを発生させてしまいます。連日の強い紫外線からできる限り建物を守る目的でも外壁塗装は必要です。

表面の劣化を防ぐためには、遮熱効果のある塗料を使用するとよいでしょう。遮熱塗料とは、近赤外線を反射することで塗装表面の温度が上昇するのを抑制するものです。遮熱塗料の種類はさまざまなので、スタッフと相談して予算や立地に合うものを選ぶことが大切です。

耐久性に優れたものや防水層を保護するもの、また、汚れを落としてくれるタイプもあります。汚れにくい遮熱塗料であれば外観もよく、メンテナンスがしやすいでしょう。遮熱効果の優れた塗料を使えば、クラッシュやヒビの予防につながり、雨水が家の中に侵入するのを防げます。雨水侵入は家の劣化を進めるだけでなく、黒カビの発生原因にもなるため注意が必要です。

防水効果の高い塗料も家を守るには重要

沖縄のスコールシーズンに降る雨は非常に激しいです。それにも関わらず目立つのが陸屋根、つまり屋上のある住宅ではないでしょうか。屋上のある建物は屋根がないために、上部がフラットです。傾斜していないため雨が溜まりやすくなり、そのために防水塗装が必要になってきます。

沖縄では、防水効果の高い塗料を使用することも家を守るための重要なポイントです。

とくにおすすめは、ウレタン塗膜防水やアスファルト防水と呼ばれる塗料です。ウレタン防水塗料はウレタン樹脂を用いますが、液体状になっていて継ぎ目のない防水層で壁を守ってくれます。アスファルト防水塗料は、アスファルト配合の繊維シートタイプ等があります。建物の形状や立地条件、そして予算に合わせて適切な防水塗料を選びたいものです。

だいたい相場としては、ウレタン防水塗料で2,500円~7,000円/㎡ほどとなっています。雨量の多い沖縄では、湿気の心配もあります。防カビ剤を含んだ塗料であれば、カビの発生を防ぐことも期待できるでしょう。

 

沖縄では気温の高い時期やスコールの時期を避けて外壁工事をすることが大切です。さらに、遮熱効果や防水効果、汚れを落とす作用や防カビタイプの塗料を選ぶとよいでしょう。建物と立地に合った塗料の使用によって、沖縄の変わりやすい天候から家を守ることができます。

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