マイホームの劣化を防ぐには適切なメンテナンスをおこなうということが必要不可欠で、特に沖縄県の場合は外壁のメンテナンスを考えておく必要があります。
なぜ、沖縄県の住宅は特に壁のメンテナンスが必要となるのか、メンテナンスをしないとどのようなリスクがあるのか、そしてメンテナンスの方法をチェックしてみましょう。
外壁の劣化を防ぐために必要なメンテナンス
一般住宅は壁の上に塗料を塗っているのですが、自然環境がとても厳しい沖縄県の場合、他の都道府県と比べると外壁の傷みが激しいと言われています。塗料は壁の上に塗膜を作るという効果があり、紫外線や雨、風といった自然のダメージから住宅を守るという役割をしています。
このような自然によるダメージが壁に塗った塗料の剥がれを引き起こす原因で、塗料の剥がれを修復するために定期的なメンテナンスが必要となるのです。人の肌も健康や美しさをキープするには、保湿のためにクリームを塗ったり紫外線からのダメージを防ぐために、日焼け止めを使うといったケアが必要です。
新築の住宅であれば施工後10年後ほどで塗料の効果が薄れてしまうため、新たに塗料を塗り直す「外壁塗装」の施工が必要となります。
外壁のメンテナンスをしないことで起こるリスクとは
沖縄県は毎年のように大型の台風が上陸し、他の都道府県と比べると紫外線も強いことから外壁の劣化スピ―ドが早いと言わざるをえません。壁のメンテナンスである外壁塗装をおこなわなかった場合、住宅にどのようなリスクや危険性が潜んでいるのでしょうか。
壁に塗料を塗ると聞くと経年劣化による色褪せを解消して、キレイにするためというイメージを持つ人も多いようです。確かに塗装をおこなうことで外壁はまるで新築時のように美しくなりますが、塗装をおこなう1番の目的は「防水性のキープ」です。
壁に塗る塗料には防水機能が備わっているのですが、紫外線や雨、風といった自然によるダメージを受け続けると、少しずつ防水機能が落ちて行きます。すると水をはじく力が弱まることで壁が湿気を帯びるようになり、この状態が長く続くと今度はクラックという壁のひび割れ現象が起こります。
クラックが入ってしまった壁は、ひび割れ部分から雨水が入り込みやすくなり最終的には、家の土台となる大切な柱などの劣化に繋がるのです。ここまで劣化が進んでしまうと最悪の場合、台風や地震などで家が倒壊したり傾く危険性もあるようです。
マイホームの劣化を予防するためにも、壁の防水機能をキープする外壁塗装は必要なメンテナンスと言えるでしょう。
壁の塗装は専門業者に依頼するのが得策
沖縄県でもDIYが盛んということもあり、ホームセンターに行くと外壁の塗装にも使える塗料や、塗るための道具などを購入できます。少しDIYの腕がある人であれば、自分で塗装をしてみようと考えるかもしれませんが、外回りの壁の塗装は専門業者に依頼するのが得策です。
塗料は壁全体に塗る必要があるため、高い所も作業できるよう足場を組む必要があるのですが、素人だと自分で足場を組むことはできません。はしごを使って作業することもできますが、高い場所で塗料を塗る行為はとても危険で最悪、落ちて怪我をするリスクがあります。
また、塗料はただ単に塗れば良いというものではなく、厚みを均一にする必要があるため熟練した技術が必要です。安全面や仕上がりのことを考えるのであれば、自分でおこなうのではなく専門業者に依頼するというのが適した判断と言えます。
紫外線が強く台風などの自然災害が大きい沖縄県の場合、外壁の劣化も他の地域に比べスピードが速いようです。壁の劣化は防水機能の低下によって、ひび割れや柱など家の土台の劣化にも繋がります。マイホームの寿命を延ばすためにも、塗料を塗るメンテナンスは必要不可欠です。
自分で塗料を塗ることを考える人もいますが、壁に均一に塗料を塗るのには技術が必要です。さらに、高所での作業となるので安全面も確保することは難しいでしょう。壁の塗装は専門業者に依頼するのが得策です。