10年や15年など、定期的に行わなければならないのが外壁塗装です。何度も行うことになるため、少しでもコストを抑えたい、というのが本音でしょう。そこでこの記事では、そんな厄介な外壁塗装の施工費用を安くする方法を紹介します。普段のメンテナンスやお手入れも解説するので、ぜひじっくり読んでみてください。
外壁塗装の施工費用の相場
一般的な30坪程度の戸建住宅の場合、外壁塗装の費用相場は60万円から100万円程度とされています。かなり範囲が広いですが、家の大きさや塗料の種類によってコストは大きく異なります。ちなみに上記したコストよりも明らかに高い場合、および安い場合は悪質業者の可能性が高まるので充分に注意しましょう。
外壁塗装のコストは塗装面積で決まる
外壁塗装のコストは、塗装面積で決まるのが一般的です。つまり、全体の外壁面積から窓等の塗装しない部分の面積を引いたものがコストの母体になるわけです。ちなみに外壁の面積は延床面積の1.2倍程度とされているので、一度計算されてはいかがでしょうか。仮に延床面積が132平方メートルとすると、塗装面積は158平方メートル程度となります。
屋根＋外壁の塗装で施工費用を抑える
外壁塗装のコストを考えるにあたり、極めて重要なのが塗装頻度です。塗装頻度が高くなると、結果としてトータルコストがかさみます。つまり、外壁塗装の耐久性を高めることが極めて重要となるのです。
外壁塗装の耐久性を高める方法としておすすめなのが、屋根＋外壁の同時塗装です。外壁のみ塗装し、屋根を何もしないと雨水等が建物内部に染み込むことも考えられます。屋根と外壁のそれぞれの状態が異なると、それだけ劣化を早めることにもつながるので、トータルメンテナンスとして考えていかなければなりません。
塗料の種類で施工費用を抑える
先述したように、外壁塗装のコストは塗料によっても大きく異なります。安い塗料を選べば、それだけコストは下がります。しかし塗料によって耐用年数に違いがあり、安い塗料は耐久力が少ないことも多いです。したがって塗料のコストと耐久力のバランスを考えたうえでの判断をおすすめします。
塗料の種類と特徴
外壁塗装に使われる塗料にはさまざまな種類があり、もっとも安いアクリル塗料の耐用年数は5年から8年とされ、これまた安価なウレタンは7年から10年程度です。30年住むとなると4回から6回程度は塗料しなければならないことも考えられるため、かえって高くつく恐れもあります。
近年では、長寿命の塗料も増えてきています。耐用年数が10年から13年のシリコン、12年から15年のナノテクノロジー塗料やラジカル制御型ハイブリッド塗料、15年以上の高耐久性を誇るフッ素系やアクリル100％塗料、さらに20年超の寿命があるとされる無機系ハイブリッドもあります。施工前にそれぞれの塗料の特徴を把握し、そのうえで適切な判断をしましょう。
普段のメンテナンスやお手入れも大事！
外壁塗装を安く済ませるためには、日々のメンテナンスも極めて重要です。メンテナンスをせずに30年以上経過すると、ひび割れなど激しい劣化が起こることも珍しくありません。その結果、暗く処理などの補修費用が割増となるため、補強工事費用として高額請求されることもあるのです。つまり適切な時期に適切なメンテナンスを行えば、それだけ外壁塗装にかかる工事費も抑えられることになるのです。
まとめ
外壁塗装の工事費用を抑える方法をお伝えしました。まずは塗料のコストを把握することが大事であり、そのうえで耐用年数最上して判断するとよいでしょう。あまりに安い塗料は耐久力が低いため、定期的に塗装しなければならず帰って高くつくので要注意です。また日々のメンテナンスも重要であり、外壁のひび割れなどを防ぐためにも適切な時期に塗装しましょう。
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