外壁塗装は雨の日でもできる?

公開日:2020/06/15

外壁塗装は外でおこなうものになるため少なくとも雨の影響は受けます。ですが、塗装の過程のすべてにおいて雨の影響を受けるわけではありません。実は雨でも関係なく作業ができることもあります。ではどのような作業をすることができるのでしょうか。具体的な事例を見ていきましょう。

足場の設置は雨に影響されやすい

外壁塗装をする場合には、いきなり塗料を塗り出すわけではありません。まずその下準備としては足場の設置をしなければいけません。足場の設置をする作業は完全に外でおこないますので、雨に影響されやすいともいえます。

ただし、少しでも降ったらできないものではないです。仮に足場の設置をしているとき、うまく滑らないようにすれば問題なく設置をすることが可能です。

一方、降水量が多い場合には、少し控えなければいけないでしょう。やはり、作業員の安全も考えなければいけません。特に2階建て以上の場合には、人間の身長よりも高いところに登って設置をしますので、転落の危険も考えられ、場合によっては骨折などの大怪我をすることもあり得るでしょう。

高圧洗浄する場合には、特に降水による影響はあまり関係ありません。ただ、足場に登る関係上降水量が多い場合には足場が滑ることも考えられますので、業者の判断で止めることもあるでしょう。

いずれの場合も、少しだけの降水量の場合にはほとんど影響なく続けていくことになるでしょう。業者としても、可能な限り予定通りに終わらしたいと言う気持ちがあるはずです。例えばその建物の次の仕事がすぐに詰め込まれており、日程に余裕がない場合はあまり休んでばかりもいられないわけです。

マスキングをする場合はどうなるか

外壁塗装をする場合には、マスキングをおこないます。外壁といっても、すべての面を塗装するわけではありません。窓ガラスを塗装しないことや給湯器なども塗装することはありません。

この場合、塗装をしない部分にはカバーをかけるかテープで仕切っておくことが必要になります。この作業は、ある程度降水量が多くなってしまうとテープがくっつかなくなることもあるでしょう。そうすると、とりあえずその場は中止にする可能性は高くなります。

もしその日一日雨の場合には、別の日におこなうことになります。しかしそうでない場合には、晴れてから作業を始めることも決して不可能ではありません。ただし、雫などが垂れてきますので、丁寧に拭いてからおこなうため時間がかかってしまう傾向にあるでしょう。

塗装は基本的にできることが多い

外壁塗装のメインである塗料を塗る場面においては、天候に左右されることがありますが、少し位の降水量ならば問題なく塗装を塗っていきます。塗るだけで3日から5日位の時間がかかるため、梅雨の時期などは少しの降水量で止めているわけにはいかないわけです。ただし台風等が来た場合は危険が伴うため、完全に作業を中止することになるでしょう。

後は、塗料が乾く時間も考えなければいけません。塗料が完全に乾くのは4時間から5時間位かかりますが、降水量が高い日やあるいは湿度が高くなっているときはなかなか乾きにくいものです。もし途中から一気に降水量が増える場合は最初からおこなわないと言う判断をすることもあります。

ただ最近は、水に強い塗料も開発されていますので、それらを使っている業者の場合は、ある程度降水量があっても作業を続ける可能性があります。

 

外壁塗装する場合には、雨が降ると作業が滞ってしまうこともあるでしょう。しかし、すべての作業が滞るわけではありません。滞りやすい作業の1つが、塗料を塗る場面です。なぜなら、乾燥する時間なども考えなければいけないからです。

少しの降水量ぐらいならば、そのまま塗装をしても問題ないと判断されることが多くなります。これに対して、足場の設置等は特に危険性がなければそのまま降水量が高くても続けることが多いです。マスキングは、作業に影響がないレベルで続けていく傾向にあります。

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