外壁塗装をするときに塗料を塗ってから乾燥させるという工程はとても重要な意味合いを持ちます。しかし、どのくらいの乾燥時間が必要なのかがわからないで困っている人もいるでしょう。どの程度の時間が必要なのかを理解しておくメリットと合わせて紹介していきます。
外壁塗装の工程について理解しよう
外壁塗装をするときにどのくらいの乾燥時間が必要かについて知る前にまず押さえておきたいのが工程です。なぜどのくらい乾燥させる必要があるのかを知らなければならないのかを考えるうえで重要な意味合いを持つからです。
外壁塗装では一般的に三度塗りという手法が用いられています。まず今まで塗られていた塗装を剥がして洗浄することにより塗装可能なきれいな状態にすることから作業は始まります。そして、すぐに希望している色や機能の塗料を塗っていくのではなく、下塗り・中塗り・上塗りという三段階に分けて塗るのが基本なのです。
下塗りは塗料を定着させ、きれいな姿にできるようにするための下地にするためのもので、中塗り・上塗りに使うのとは違うものを塗ります。そのうえで二回に分けて希望の塗料を塗ることにより、ムラがない美しい仕上がりにすることができるのです。
重ね塗りをするときに、前に塗った塗料が乾いていなかったら混ざってしまって台無しになるのは容易にイメージできるでしょう。そのような問題を引き起こさないためにどのくらい乾燥させる必要があるかを知っておくことが重要なのです。
乾燥時間を理解するメリットとは
外壁塗装をしようと考えたときに乾燥時間を理解しておくと失敗のリスクを減らせるのがメリットです。自分で塗装をしようとしている場合には必須のことで、下塗りや中塗りをした後でどのくらい待たなければならないかを判断できるようになります。
業者に任せる場合には特に知らなくても大丈夫ではないかと思うかもしれません。しかし、外壁塗装にかかる期間を短縮するために無理なスケジュールを組む業者もないわけではありません。乾燥工程にかける時間を短くするのはよくあるやり方の一つなので、塗装スケジュールの提案を受けたときに気にかけておくことが大切です。
本当に十分な乾燥時間を確保しているかどうかを判断するためには、一般的に必要とされる時間がどのくらいかを知らなければなりません。
実際に必要な時間はどのくらいか
外壁塗装でどのくらいの乾燥時間が必要かはかなり判断が難しいのが事実です。外気の湿度がどのくらいか、風通しが良いか、雨が降らないかなどといった環境要因に大きく左右されてしまうからです。沖縄では特に切実な問題で、湿潤な熱帯気候の影響により乾燥にかなり長い時間がかかってしまうこともあります。
雨が降らない限りは妥当と考えられるやり方は、塗装を終えたら翌日まで乾かすという方法です。湿度が高くて風通しが悪かったとしても通常は半日程度があれば塗料が乾いて次の工程に移ることができます。
理想的なコンディションが整っていれば4時間くらいで十分に乾燥できる場合もありますが、連日のようにそのような日が続くことはまずありません。一日に一回の塗装が基本だと考えるのが安全策だと認識しておくと失敗がないのです。
外壁塗装のときには三度塗りをすることから塗料の乾燥時間についての理解が大切です。次の工程に移るまでにきちんと乾かさないと台無しになってしまい、外壁塗装に失敗してしまうリスクがあります。自分で塗装するときには必須の知識ですが、業者に任せるときにも無理なスケジュールでないかを判断するうえで必要な知識です。
湿度などの環境要因によって必要な乾燥時間は違いますが、半日くらい必要なのが普通なので基本的には一日に一回しか塗装できないと考えておくと失敗がありません。