低汚染塗料の効果とは?台風や雨で外壁が汚れやすい沖縄におすすめ!

公開日:2022/10/15


沖縄は本州とは気候が異なり、一部では亜熱帯に属しています。さらに台風が多い地域のため、風に強い住宅にするための大半が鉄筋コンクリート造となっています。外壁塗装はこのような気候や住宅の特性を踏まえたうえで、最適な塗料を選ばなければなりません。そこで本記事では、沖縄の住宅におすすめの低汚染塗料について解説します。

低汚染塗料とは

住宅の外壁は、第一印象にかかわる重要な要素です。真っ白な外壁でも、汚れで黒い線がたくさん入っていると印象はよくありません。しかし外壁は常に太陽光や雨、風にさらされているため、少しずつ劣化して汚れてしまうのも事実です。

そこで、10年に一度メンテナンスを行い、美観や機能を維持する必要があります。ただ、外壁塗装をするといっても、どのような塗料を選ぶべきか分からない方も多いでしょう。外壁塗装の塗料にはさまざまな種類がありますが、沖縄におすすめの塗料は低汚染塗料です。

低汚染塗料とは、名前の通り外壁の汚れを防いだり、カビや藻の発生を防止したりする機能のある塗料のことです。低汚染塗料の汚れにくさに関わる重要な要素が親水性。親水性とは、水に馴染みやすい性質を指します。

汚れは親水性ではなく親油性を持つため、水と汚れが混じり合わないのと同じように、親水性があることで親油性の汚れを弾いて付着しにくくなるのです。低汚染塗料は雨水と馴染んで汚れを付きにくくする、さらには雨水が馴染んで付着した汚れを洗い流す効果があることから、セルフクリーニング効果があるともいわれています。沖縄は台風が多く塩害の被害もあるため、外壁が汚れやすい地域です。外壁の汚れを防ぐ低汚染塗料は、相性のよい塗料だといえるでしょう。

低汚染塗料の効果

低汚染塗料の仕組みは分かったものの、実際に効果があるのか気になる方も多いでしょう。低汚染塗料とシリコン塗料を板に塗り、カーボンブラックという外気汚れを再現したものを塗布した実験では、低汚染塗料の部分だけきれいにカーボンブラックが落ちたという結果が出ています。シリコン塗料の塗った部分は汚れが完全に取れず、黒いシミのような状態で残ってしまったという結果になっています。実際の汚れを再現したうえで、汚れにくいという結果が出ているため、効果があるといえるでしょう。

低汚染塗料のメリット

低汚染塗料を使用する最大のメリットは、外壁に汚れが付着しにくくなることでしょう。外壁塗装を長期間していない外壁でよく見かけるのが、雨すじです。雨が降って雨水と汚れが混ざり、外壁を伝って流れ落ちる際に線になって残ってしまうのです。また、何度も雨水を汚れが同じ部分を通ることで、徐々に黒い雨すじに変化します。そこで低汚染塗料を使っていれば、雨すじの要因となる汚れをきれいに落とせることで、発生を防止できるのです。

さらに、低汚染塗料の多くはカビや藻の発生を抑える効果もあります。そのほか、一般的に外壁塗装の塗り直しは10年に一度とされていますが、低汚染塗料の場合は12~15年の耐用年数があります。メンテナンスにかかる手間や費用を削減できるのも、低汚染塗料のメリットの一つです。

まとめ

低汚染塗料は外壁に汚れを付着しにくくする塗料です。沖縄は降水量が多く、台風の接近回数も多い地域です。さらに塩害の被害も多いため、外壁が汚れやすい地域だといえるでしょう。そのため、沖縄で外壁塗装を検討している場合は、低汚染塗料はおすすめです。外壁が汚れにくくなるのはもちろん、耐用年数も長いためメンテナンスにかかる手間やコストを削減できます。ただ、低汚染塗料の中にも種類があるため、自宅の外壁材や予算などに合わせて要望に合うものを選ぶようにしましょう。

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